2007年10月

私が目指す理想の住宅とは?①

 『私が目指す理想の住宅とは?』というカテゴリーを作って自分なりの家造りを少し整理したいと思います。
 少し話が時々脱線するかもしれませんが、ご勘弁を・・・

 そもそも、私が家を建てようと思ったのは、約12~13年前です。
 一番上の子供が小学校に入学する前に、何とか家を建てたい。と極一般的な理由からです。
 ご多忙に漏れず、土地探しから始めました。

 土地については、何時も感じていることがあります。 『土地は本当に縁ものだな』とつくづく思います。土地は、男と女の関係に似ています。相思相愛でないと、契約が成り立ちません。もし、成立しなかったら、まったく同じ土地は、ありませんので、また新しい土地(相手)を探さなければなりません。

 私の土地探しのポイントを書いてみます。これは、価値観の違いがありますが、適当に参考にして下さい。

 ①売れる土地を買う
   土地建物は、大きな財産です。いざとなったときに、土地建物を売って生活の足しにすることが出来ます。売れない土地は、持っていてもどうしようもありません。しかし、これは、最後の手段です。人間は、住む家を追われると非常に大きなショックて受けて何もやりたくなくなるそうです。

   私が、購入した土地は、この辺の区画の中で一番小さい区画で、76坪です。土地が大きいと若い人が購入するとき、大変だと思い土地は小さくしました。小さいと言っても、40坪くらいの住宅を建てるのであれば十分です。

 ②安い土地は、安くしか、売れない。

   極端に安い土地は、要注意です。何らかの理由があるようです。
 例・・・その土地に自殺者がいる。  高圧線が通っている。 学校が遠い。 商業地域が遠い。・・・

 迷った土地は買わない。
   土地はその土地に惚れなければ買わないほうがよいです。



  先日栃木の方から、次のような相談を受けました。

 『家を建てたいが、私が購入しようとする土地は、建築条件付きですので、建てる時はそのメーカーに頼まなければなりません。どうしたらよいですか?』

 私の回答はこうです。
 業者側の心理は、『どうせ、あの客はあの土地がほしいなら、必ず内にくる。そうなれば、競業相手はいないのだから、建物を建てる時にガッポリ儲けてやろう。あの客は、全て、内の会社の言いなりだ。』という立場に立たされるのでやめたほうが良いですよ。

 土地探しは、探していると必ず見つかります。

 土地探しのポイント

 『慎重に、慎重に、慎重にでも大胆に』

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住宅会社には、二種類あります。

 住宅会社には、大きく分けて二種類あるように思います。

 この二種類は、私が勝手に分けたもので、これが住宅建築業界の常識とかというものではまったくありません。本当に私個人の勝手な分析です。

 その二種類とは、その会社の社長の経歴によって分けられます。

 それは、社長が

    営業畑技術屋出身かによって大きく分かれるような気がするのです。

 この二種類の会社をもう少し、具体的に分析してみたいと思います。


   営業出身の社長の会社(いわゆるビルダーといわれる会社が多いです)

   ①基本的に販売を中心に考えますので大きな会社があります。

   ②どういう建物が売れるのかを常に考えているため、新しいデザインなどを入れやすい。

   ③建物そのものに興味があるというより、たまたま売っている商品が住宅だということに、過ぎない。

   ④社長は建物そのものの内容は分からないので、性能が良いがどうかは別にして、売れるもの、お客様がのぞむ建物が良いものだと思いがちである。
   

   技術出身の社長の会社(工務店などはこの類です)

   ①いい建物を提供したいと思い営業よりも建物技術に目がいくため余り大きな会社は少ない。
 
   ②その社長が考える良い建物を造りたいと思うため、デザインより素材や性能についついこだわってしまう。極端な場合は、建物がダサクなる場合がある。

   ③家づくりというものを通じて、そのお客様とじっくり付きあおうとする。

   ④お客様というより、社長がしたい家づくりにこだわってしまう傾向がある。場合によっては、社長の思いが空回りして、押し売りになりかねない。



  そのほかにも、沢山あると思います。

 もし住宅を建てたいと思ったら、その会社の社長に契約する前に、一度会ったほうが良いと思います。(この事はNPO法人家づくり援護会の『建てる前に読む本』にも、書いてあります。)

 あまり会社が大きいと社長に遭うこと自体が困難だとは思いますが・・・


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  そして、自分の住宅に対する思いを話をしてみて下さい。その時、社長からどんな話を聞けるのか・・・・

  その時、その社長が営業畑なのか技術屋出身なのかによってその社長の建物に対する思い(回答)が全然違ってくるはずです。

  その思いがあなたの波長に会えばよいと思います。

  それぞれメリットとテ゜メリットがあるためどちらが良いと一概には言えません。

  みなさんは、どちらがお好みですが。業者選びの参考にしてください。

  ちなみに、私は、技術屋出身です。
  
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今世紀末の気温上昇2度に抑制

 10月20日の山形新聞にノーベル平和賞を受賞したIPPC議長が東京都内のホテルで講演をした記事が載っていました。


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 『人間の活動に伴う気候変動が起きているのは疑う余地が無い。我々がライフスタイルを変えなければならない。』と、一人一人が地球温暖化の緩和策を実行する重要性を訴えた。


 また、10月17日の山形新聞にIPPCの報告書案が載っていました。

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 『世界の平均気温は1990年に比べて今世紀末に最悪6.4度上昇するが、温室効果ガスの排出量を2050年までに現状から半減させれば、2度程度まで抑えられ、地球温暖化による重大な被害を回避することができる。』とした「気候変動に関する政府間パネル(IPPC)」の第四次統合報告書の最終案が、明らかになりました。


 今回の報告書は、京都議定書以降、国際社会到達しなければならない枠組を具体的な目標数値で示したことが注目されます。


 実は、日本は安部首相のとき、「2050年に世界の温室効果ガスの排出量を半減させる」との目標を打ち出して注目されました。まさしく、これと合致するものです。これに向け、具体的に日本、いや我々は何をしなければならないのでしょうか。

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住宅取材記者もなんだか腑におちないオール電化

 住宅会社専用に『日経ホームビルダー』という雑誌があります。私は、創刊号から読んでいますが、住宅産業界のその時々の問題点や今後の動向など、ためになる記事を載せてくれます。

 2007年9月号にオール電化住宅の特集が載っていました。

テーマは、電化住宅の「経済性」と「エコロジー度」は?

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 住まい手に下記の内容を突撃インタビューしています。

 ①オール電化を導入した理由
 ②日常生活はどうかわったか
 ③光熱費の変化は
 ④使い勝手などの感想

 オール電化住宅は、結論からいうと非常に満足しているようです。特に気になる光熱費は、どこの家庭でも下がっているようです。

 しかし、この取材記者は、なんだか腑におちないようです。

 この記者は、こんな表現をしています。

 『インタビューに応じてくれた家庭から電気料金の明細書を借りて検分した。使用量は増えているが、料金は下がっている。これを矛盾とみるか、経済的とみるか・・・』


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 腑におちない理由として、「電気料金は安くなっているが、電気の使用量自体は、増えている。」「エネルギーの使用量と単価の相互関係に、明快さがない点が釈然としない。」をあげています。


 そこで記者は、三つの疑問を投げかけています。

①事業政策的に価格だけ引き下げられているのではないか?

②エネルギーの使用量は減っていないのではないか?

③ひとつのエネルギーに頼っていざというとき大丈夫?



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 次のページから東京電力さんが回答しています。

 「なぜ時間帯で料金が違う?」

 「電気はためることができないため、年間で一番電気が使われる日(真夏の昼間)に合わせて設備をつくっている。だから使用量が少ない季節や夜間は、電気が余りがちで、設備効率も低下してしまう。夏季以外や夜間の電気を少しでも消費してもらうために、季節別、時間帯別に単価を変動させる料金メニューを用意している。」


 取材記者は、この回答に納得したのだろうか?
 
 確かに、設備は、真夏の昼間に合わせているだろうが、だからと言ってそれに合わせて設備を稼動する必要性はあるのだろうか。エネルギーとは、そういうものではないと思います。必要なときに必要なだけ供給すれば良い ので、本来使わなくてもよいエネルギーを率先して使わせる必要性はないのです。

 ましてや、電力会社は、電力同士の競争相手はいません。我々の産業と違って特別に守られている会社です。

 そんな会社が二酸化炭素を多く出す火力発電を夜稼動し、しかも、1/3~1/4の安い値段で、ださなければならない理由は、いったいどこにあるのでしょうか。

 ところで、電力のピークは、真夏の昼間に来ます。これは、一体何故でしょうか。

 これは、冷房稼動に大きく関わっています。
 暖房は、多くの選択肢があります。石油・石炭・ガス・電気・木材などさまざまです。しかし、こと冷房に関しては、選択肢はないのです。全て電気です。電気でしか冷房は、作れません。

 当然そこに集中するのは、当たり前です。

 そこで、全てオール電化住宅になったらどうなるのでしょうか。真冬の夜に電力のピークがくるかもしれません。

 そうしたら、設備の稼動率を上げるために、真夏もっと電気を使うように宣伝するのでしょうか。

 なんだか腑におちませんね


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 次の質問「家庭の二酸化炭素の排出量はどのくらい減るの?」

 回答は
「・・・エコキュートのCO2の排出量は従来型燃焼式給湯器の約半分。・・・・・」とエコキュートの事についてのみ回答しています。

 記者の質問は、オール電化住宅全体としてのCO2の削減につい質問しているはずです。回答になっていません。

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新住協より

 たびたびこのグラフには、登場してもらうのだが、実態は、このように、灯油の暖房・給湯住宅よりオール電化住宅のほうが、CO2を多くだしているという現実があるのです。 

 これが、この記者が

 なんだか腑に落ちない理由だったのです。

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日頃の訓練が大切です

 今日地元の秋の防災訓練がありました。

 今回は、いつに無く多くの人があつまりました。
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 実は、今年の春の防災訓練のあと、2~3週間後に、私の次男が、公園で土曜日の夕方左腕を骨折してしまいました。

 その際、訓練で習ったように、三角巾とダンボールを使って応急措置をして、翌日病院に連れて行きました。

 病院の看護士の方に措置の仕方が良かったとほめられてきました。

 防災訓練がいつ・どこで・どのように役立つか分からないものですね。

 日頃の訓練がいかに大切かを身を持って知りました。

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