家づくり雑学

ブログのサーバーを変更します

 この度、ホームページをリニューアルする事に致しました。

それに伴い、ブログのサーバーも変更することに致しました。

今後の記事は、下記のアドレスにお繋ぎください。


http://www.cosmohome-inc.jp/category/blog

住宅トラブル実態2

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NPO法人エンゴ(家づくり援護会)で出版している『「地の家」のすすめ』の中に出てくる相談事例の第二弾です。

今回は、『契約トラブルの相談事例』です。



建築条件付の契約トラブルで大変困っています。

「手付金」を支払い不動産会社指定の設計士、施工業者と話を進めてきましたが、当初提示の見積もりとかけ離れた見積もりを出され話がまとまらないまま、「建築条件付き」の3カ月が過ぎるので土地代金を払えと催促されています。

話し合いにも誠意が感じられず契約をキャンセルしたいのですが、「手付け金」は戻るのでしょうか。

(千葉県・50代男性)




建売りの戸建住宅ですが、工事前に契約を行いあと一ヶ月で完成予定です。

建設中の問題を仲介業者、建設会社に要求できると思って契約したのですが、先週現場で問題箇所を発見し、直して欲しいと要望を出したところ、問題がないとの説明でそのまま工事が進んでいます。

また、建築の詳細図が欲しいといっても、詳細図はないと言って出してくれません。

こんな状態で数千万円の買い物をするのは非常に不安です。

(練馬区・Iさん)




新築一戸建てを購入しようと、今年3月末に50万円を支払い土地建物売買契約を交わしました。

3月中旬の契約なら憎床分半額のキャンペーンをしているからということでバタバタと契約させられ、その後の説明で憎床分の半額というのは2坪までしか割り引かないというのです。

そのほかにも、南側の家は二階建てだから日照は大丈夫との説明でしたが、契約者が変わって三階建になったが法律的に文句言えないとしか説明してくれません。

契約解除を申し出たのですが応じてくれません。

(姫路市・40代男性)




現在、某一流ハウスメーカーで注文住宅を建てようとしています。

メーカーからは、契約しないと一切先に進まないからと契約を迫られていますが、基礎、窓の位置、水道電気配管の図面を出して欲しいといっても、契約後でないと出せないと言われています。

不安を残したまま契約をしても良いのでしょうか。

(奈良県・Aさん)




有名なMホームに騙されもめています。

最初、営業マンは一枚の図面と簡単な見積もりを提示し、「まだ仮契約後にも何枚もの図面を書きますし、変更もできます。この仮契約をしていただかないことには、これ以上細かい打ち合わせはできません。」と言われ本契約をさせられました。

打ち合わせをするうちに希望予算を800万円もオーバーし、解約を申し入れたところ我々の承諾も得ないまま確認申請を出していたことが分かりました。

契約書には設計料21万円となっていたのに解約を申し入れたとたん設計料60万6900円を請求されました。

(匿名告発)




テレビでおなじみのSハウスにて手付金200万円を払い契約を結びました。

当日は詳細の説明もなくラフプランで書いた図面のままで契約を急がされゆっくり考える時間もありませんでした。

確認しない自分も悪いのですが、一ヶ月後の着工という条件で値引きをするとのことで契約をあせらされたのです。

あまり強引で精神的苦痛を訴え契約解除を申して出ましたが、手付金返却の義務はないとの一点張りです。

(北海道・30代男性)




あるハウスメーカーと請負契約を結び設計を進めてきましたが、要望がまったく反映されず、営業担当者を含め、会社全体が信用できなくなりました。

当初の見積もりでは設計料無料となっていたので、解約を申し入れたところ、300万円の請求がきました。

手付金で50万円を支払っているため、追加で250万円を請求してきました。

無料と言っていたものが解約を申し入れた途端、300万円も請求されるものなのでしょうか。

(神奈川・男性)


このように、とても信じられないよう事が平気で起こっています。

大きな会社だから・・・

テレビで宣伝しているから・・・

いっぱい建てているから・・・

というのは、余りあてにならないものです。

地元に根ざした信用できる会社を、自分の目で確かめて、決めて下さい。

by kakizaki


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コスモホームてどんな会社?

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コスモホームはハウスメーカーですか?とよく聞かれることがありますが、「いいえ違います」と応えています。

それでは、設計事務所ですかとも聞かれます。「それともちょっと違います」と応えています。

 私達は、従来型のハウスメーカー、工務店、設計事務所とは少し違った立場の住宅設計施工する会社を目指しています。

どんなにすばらしい設計でも、施工技術が未熟では、家づくりという大事業は成し遂げることはできません。

 私達は、『家づくり』という仕事を設計から施工まで全ての責任を負う ことによって初めて完成されると考えています。

 また、弊社は、設計事務所の立場で、住宅のデザインを画一的なものと考えず自由な発想でお客様と相談し、オリジナリティに溢れた住宅設計を提案し、お客様の「想い」を形にします。

住宅は、それぞれの家族がそれぞれ違った場所で生活を営んでおり、それを決まったプランの中に住ませること自身に無理があると考えます。

 住宅建築は、その家族に於いて通常一回だけです。

その家族が、楽しく語らい、一緒に食事をし、家族の成長を見守りながら本当に幸せを感じられるとても貴重な場所です。

その住宅が、自分たちの生活に合わせたプランニングであるならば、とてもすばらしい事ではないでしょうか。

その家族だけのデザインされた住宅に住むことによって、家族の心が豊かになり、楽しい人生を送るための基礎が出来上がると考えます。

家づくりにおいては、予算はとても重要です。

 その限られた予算の中で、いかにお客様を感動させられるプレゼンテーションができるかが、私達の仕事です。

皆さんの一生一度の家づくりに、私達がお手伝いできることを楽しみにしています

by kakizaki

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富士ハウス倒産の余波

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資料  新建ハウジング 2009年3月20日号



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資料  日経ホームビルダー 2009年4月号




大手住宅メーカーの『富士ハウス(浜松市)』が、今年1月29日に自己破産を申し立て倒産しました。

負債総額は関連二社を含め約638億円で、住宅施主の被害は55億円にのぼるとみられています。同社は関東、東海、近畿地方に支店を設け、営業していました。

引き渡しができない物件が1282件もあることが判明しました。

その内容の内訳は、着工中が478件、未着工が804件となっています。

富士ハウスは着工前に総工費の70%という高額入金(住宅業界では通常は3~4割程度)を要求していました。

被害者の中には倒産9日前に、銀行から借り入れた資金2000万円以上を支払った人もいます。

 昨年11月には、円高還元で1・5%の工費値引きを約束し、着工前入金を急がせたことも判明しています。同月には、同社の支払い遅延がいわれはじめていました。

このようなことからも、会社は、倒産することが分かっている上で、請負契約をし、多額のお金を支払わせていたようです。

このような問題が起きると注目されるのが、住宅完成保証制度です。

しかし、工務店の間では「『完成保証がついているから倒産しても安心』とは自分ではいいにくい」「完成保証は『破産のリスクがある』と言っていることと同じ」と根強く、コスト負担とあいまって導入に否定的な見方をする工務店がほとんどでした。

実際、完成保証に全棟加入している工務店は少数派でした。

しかし、注文系住宅会社ナンバーワンの富士ハウスが倒産したことによって、この完成保証が見直されています。

通常、2000万円程度で完成保証費用は4~5万円です。

しかし、私達が所属しているNPO法人『家づくり援護会』では、約1万円ぐらいでお客様負担が少なくて済みます。

弊社では、全棟この制度に加入しています。

このような保険に加入することに、消費者の方の約8割は評価しているようです。

業者を信頼しないわけではないでしょうが、念のためこのような制度に加入することをお薦めします。

何かあってからでは、遅すぎます。



by kakizaki

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住宅トラブルの実態1

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『NPO法人 家づくり援護会(イエンゴ)』を知っているでしょうか。

家づくりを市民の目から手助けしようという本当に消費者側の立場に立って相談にのってくれる団体です。

理事長の小山武氏は建築のプロではないが、というより、プロではないが故に消費者の目線で、我々建築に携わる人間に住宅産業のあり方を説いています。

面白いことに、その理事長の下のスタッフは、全員建築士事務所を構える建築のプロたちです。

その建築のプロを説得させる魅力がこの理事長にはあるのです。

このように、一風変わった集団が家づくり援護会です。

今回家づくり援護会で“「地の家」のすすめ”という本を出版しました。

家づくり援護会に毎年多くの住宅トラブルの相談が寄せられるそうです。

本の中で実際にあった相談事例が載っていましたので抜粋して紹介します。


工事トラブルの相談事例


トラブル例①

新築の3階建ての戸建て住宅を購入し入居しました。

入居二日目の朝、3階の南側の部屋で親子4人で寝ていたところ、天井からの水滴で起こされました。

天井を見るとシミができ水滴が溜まっていました。

建設会社は調査すると言っていますが、購入までにもいろいろあり信用できません。

彼らからは、「うちの責任かどうかも分らない」と言われました。

入居二日目なのに、「住み方の問題かも!」と言われたんですよ。何とかしないと、こちらの責任で片付けられそうです。

(東京都・会社員)



トラブル例②

新築三年目の3階建ての住宅に住んでいます。

家が歪んでいます。

業者に話しても、私が素人のため相手にされず、正確な情報をもとに話し合いたいと思いご連絡させていただきました。

現在の状況は「床が盛り上がっている。」「2階、3階が揺れる。」「床と壁の間に隙間ができている。」「1階のドアが閉まらない」「家全体がカチャカチャ、バリバリという音がする。」他にも気になるところがたくさんあります。

(板橋区・会社員)


トラブル例③

12月10日新築一戸建ての引渡しを受けました。

次の日引越しをしようと行ってみると、基礎の部分から水が流れ出ていました。

あと数センチで床上浸水の状態でした。

次の日は2階トイレの水漏れ1階風呂場の断熱材も濡れてしまいました。

こんなことで引越しも進まない状態で困っています。


トラブル例④

本年4月新築物件を購入しましたが、10月頃からサッシ周りから雨漏れがするようになりました。

同住所に六頭るのですが全世帯同様の不具合があると訴えています。

ちなみに本物件はJIOの保証もついてむいますが、JIOに相談したところ驚いたことにまったくビルダー側の立場でしか話をしてくれないのでショックを受けています。

(江戸川区・Mさん)


トラブル例⑤

昨年末を建て替えました。

有名なM電工のシステムを使った高断熱高気密住宅です。

断熱効果が高いということで吹き抜けの多い設計にしたのですが、11月の引渡し後、室内温度が一定にならないどころか、北向きの和室は10度です。

補助暖房はまったく要らないと言われていたのに、今までに比べ1月に100リットル以上余計に灯油を消費する始末です。

業者は原因究明に消極的です。

(福井市・主婦)


トラブル例⑥

雑誌によく登場するインテリアデザイナーにリニューアルを依頼しましたが、デザイナーの指示で壁を壊して新設しました。

しかしその壊した壁は構造上重要な筋かい壁であることが判明し、デザイナーだから建築知識もあると信用していたのに、裏切られた気持ちです。

(東京都・Nさん)


トラブル例⑦

ベタ基礎の下に空洞がありかなり奥まで続いているようです。

捨コンクリートの下の防湿ビニールが見えます。

奥に向かって傾斜していますので、初めから空洞があって雨で土が奥に流れたように思います。

今となっては、基礎下のどこに空洞があるのかわかりません。

素人考えですが、致命的な欠陥のような気がしています。

現在、内装工事中で八月末完成です。

どうしたらよいでしょう。

(神奈川県・30代男性)


このように、色々な相談があるものです。

こんなトラブルに巻き込まれないように、消費者の方は、十分勉強してほしいと思います。

by kakizaki

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