2008年02月

デザインのキーポイント

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日経ホームビルダー 3月号

住宅デザインで、注意する点を上手くまとめて書いてあったので紹介します。

家具を顧客任せにしない

家具の選択は、非常に大切です。

感じのよい住宅は、家具を上手に組み合わせています。

建物の全体のイメージとかけ離れないためにも、お客様と一緒に選びたいものです。

4月12・13日に完成内覧会を予定している酒田市旭新町の現場は、お客様と一緒に家具とカーテンを選びました。

ダイニングテーブルは、家具屋さんでどこかの展示場に使ったなかなか格好の良い現品があり、価格が半値以下でした。

多少キズはありましたが、とても素敵なセットでしたので、購入して頂きました。

ソファーは、座り心地と形で選んでいただきました。

生地は、色々な柄から選択できたのですが、出来上がりまで、一ヶ月以上かかるそうです。

既成品の寸法にとらわれない

これは、私は、今後是非やっていきたいところです。

キッチン・風呂・洗面化粧台などを造作すると、他にはないデザインが生まれます。

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上の写真は、大きな鏡を配したオリジナルの洗面化粧台です。

最近の都会の風呂は、透視ガラスを使った大胆なプランが増えています。

使い勝手は別として、非常に魅力がありますね。

車庫など外部も一緒に考える

住宅を建てる場合、予算の関係上外構まで、行き届かないケースが多いものです。

しかし、住宅デザインは外観で決まる といっても過言ではありません。

札幌のある住宅会社は、必ず外構まで含めた見積もりを提出するそうです。やはり、出来上がった住宅は格好いいですねー。

次回内覧会をするS邸は外構工事まですべて完了の予定です。

また、車庫付き住宅は、場合によっては非常に面白いデザインができます。

予算が許すのであれば、最初から組み入れたいものです。

温熱環境もデザインのうち

これは、我々が重要にしている一つです。

しかし、なかなか目に見えないことですので、デザインと捉えることができるかわかりませんが、快適性・省エネ性が益々重要にになるのは、間違いないと思います。

いいデザインは目立たない

この表現は、いいですね。

我々が、住宅のデザインをする際は、『何となく他と違うね』といわれるなものを目指しています。

そして、『何となく、コスモホームぽいね』と言われる住宅を造りたいと思っています。

特別目立つものではなく、ただ何となく でよいのです。

これが、実に難しいのです。

だから、面白いのです。

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省エネ評価が厳しくなります

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今日の山形新聞に『省エネ評価、厳しく』と言う記事が載っていました。

エアコン・電気冷蔵庫・テレビに写真のような統一ラベルを貼るようです。

写真の例は、薄型テレビですが、『年間消費電力量148kWh/年』と表示してあり、下に『この製品を1年間使用した場合の目安電気料金3260円』と書いてあります。

CO2換算していないのがちょっと残念です。

CO2排出量は

148kWh×0.441=65.27kg-CO2

となります。

参考係数 kg-CO2/kWh(2007.9月発表 2006年度係数)
北海道電力 0.479
東北電力  0.441
東京電力  0.339
中部電力  0.475
関西電力  0.338


住宅の窓ガラスにも、断熱性能に応じて星を四段階にするようです。

記事に書いているように、住宅の中の熱の約6割が窓ガラスから失われて、逆には、約7割が窓から熱が入ります。

今私たちが取り組んでいる Q1住宅では、窓ガラスをAr Low-E(アルゴンガス入りローイー)ガラスにしています。そして、建物の向きによってガラスの種類を変えています。

南側の窓は、敢えて冬の昼に太陽の日射が多いときのために熱が入りやすいガラスにしています。その分夜になると熱が逃げやすいので、断熱戸を下ろし、熱が逃げにくい工夫をしています。(日本海側のここ酒田では、1・2月は日射が少なく効果は、余り期待できませんが、3月以降は急に日射量が増えます。)

その他の窓は、日射が入りにくいガラスを選択しています。

このように、窓のガラスの選択の仕方により、太陽光を利用し、省エネルギーになるように工夫しています。

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今流行っている住宅デザインは?

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私が、創刊号から取っている住宅情報誌『日経ホームビルダー』の2008年3月号に住宅デザインについて、特集していました。

これは、一般向けの主な住宅・インテリア誌を2年分読み返して、住宅事例の紹介記事で見出しにふくまれたキーワードを拾い出したそうです。



①《テイスト》
デザイン志向を示す言葉を集めてみると・・・

『モダン』『シンプル・ミニマル』と現代的な空間を思わせるものが圧倒的に多い。



②《様式》
『○○風』と表現された言葉を集めてみると・・・

『和』『エスニック調』と続く


③《色》
色に関する言葉を集めてみると・・・

『白』が5割強、次に『灰・黒』と、モノトーン系に人気がある。


④《素材》
素材に関する言葉を集めてみると・・・

自然素材系の言葉が8割弱


⑤《プラン》
空間のつながりに関する言葉を集めると・・・

『つながり系』が『独立系』を圧倒


⑥《住宅の箇所》
特定の箇所を示す言葉を集めると・・・

『中庭・コート・光庭』『テラス・デッキ』が『吹き抜け』より多い


これらの傾向をまとめてみると、

木の風合いを生かした白いモダンなデザインで、
室内の空間が連続的で開放感があり、
尚かつ内部のつながりだけでなく、
外部と連続した空間のある住宅。


こんな感じの住宅のようです。

我々は、何も流行を追っているつもりはないのですが、最近建築している、弊社の住宅は、なんとなくこれに近いような気がします。

そう感じるのは、私だけでしょうか。

照明のプロが電球の交換の仕方を教えます。

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省エネルギー対策も少しづつ浸透しつつあるようです。

照明器具を白熱灯から蛍光灯に替えるだけで、電気の消費量が約1/4になります。

その際の注意事項を照明のメーカー オーデック株式会社さんに質問してみました。


 質問

①白熱灯から蛍光灯の電球に交換する際に、特に注意しなければならない事は、どんなことですか。

②クリプトンタイプも可能ですか。

③交換する際の、ワット数の目安など、具体的に教えて下さい。


 回答

一般的には同じ明るさの白熱ランプに比べ、電球形蛍光ランプの方が

寿命が約6倍

消費電力が約1/4以下という省エネ効果があります。

ご使用にあたっての注意点は次になります。

①ランプの口金サイズを確認し同じサイズのものを選定する。

現在市販されています電球形蛍光ランプは、E26とE17サイズの2種類になります。

②メーカーカタログ記載の商品スペックに電球形蛍光ランプ使用可能とあるもの以外は、原則使用不可となります。

・特にダウンライト商品は、電球と器具の特性を考慮した設計となっておりますので、適合ランプ以外は絶対不可です。

・その他の商品につきましては、形状・寸法・意匠などを考慮し適合ランプを決めておりますので、特に意匠性にこだわらなければ使用可能な場合もございます。(個別にメーカー確認要する)

③交換する際のW数は、同程度の明るさを望まれる場合は、ランプケースに記載の白熱ランプ60W相当などの表示を目安にしてください。

白熱ランプのW数の1/4が、電球形蛍光ランプのW数と目安にされても大丈夫です。

④クリプトンランプの場合は、口金サイズが通常E17サイズです。

また、ランプ自体が非常に小さいので、電球形蛍光ランプにした場合に寸法的に取付できないことがあります。



具体的な回答ありがとうございました。

ダウンライトは、交換する際、メーカーに問い合わせた方が良いみたいですね。


「最後に、回答して頂いた照明器具メーカー様にこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。」


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太陽光発電所いよいよ建設か?

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シャープと関西電力が堺市に太陽光発電所の建設を検討しているそうです。

実にすばらしいことだと思います。

私は、将来の電気のエネルギーは、次のようになるのではないかと思っています。

住宅は、自宅で使う電気量は燃料電池やソーラーパネルなどで基本的に賄う。足りない部分は、今まで通り、発電所からの電気を使う。

発電所は、太陽光発電所や風力発電所などで電力を供給する。(大きな企業は、恐らく自前で太陽光発電などを設置すると思われます。)

まだまだ現実的ではないのかもしれませんが、火力発電・水力発電・原子力発電を使わなくても文化的な生活を送れる社会が来ることを願っています。

しかし、夢物語だと思っていることが、案外現実に起こるものです。

私が生きている間に可能か???



ところで今日の朝のテレビ番組で、久々に小泉純一郎元首相がインタビューに答えていました。(録画で)

彼は、エタノール工場を視察に沖縄を訪れていました。

沖縄県では、全ての車をエタノール車に変えようとしたら、石油会社から圧力があったとか?

それに、対して元首相は、『抵抗勢力もいつかは解る』と答えていたようでした。

元首相の今の最大の関心事は、 『環境問題と経済発展』と言っていました。

私も、偉そうに、同感です。

今の日本の産業界は、アメリカと同じように、環境問題を取り上げると経済発展の妨げになると思っているようですが、私は、まったく逆だと思います。

環境問題を先に取り上げた企業が生き延びて行けると思っています。

というより、この問題を無視する企業は、必ず淘汰されると思います。

会社も個人も本当に真剣に取り組む必要があります。



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