2009年01月

『エコ住宅Q1.0』 第二段1月20日発売

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『エコ住宅 Q1.0(キューワン)』が、昨年に続き今月の20日発売されます。

発行元は、リプランという住宅雑誌を企画している㈱札促社です。

一冊 定価1200円

弊社も、昨年3月に完成した『快適性・省エネを追求したシンプルな平屋』を掲載しています。

室蘭工業大学教授の鎌田紀彦先生が、Q1.0住宅の実情と今後の展開について、解り易く解説しています。

これを読むと、日本の将来の住宅がどのような方向に進むのかが見えてきます。

皆さんも、是非購入して、読んでください。

by kakizaki

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高断熱住宅は息苦しいからイヤ!

 『先日あるお客様から、高気密高断熱住宅は、息苦しそうでイヤです。

ファンヒーターが使えないような住宅は、住みにくい。』

と言われてしまいました。

こんな感覚のお客様がまだまだ多いのかも知れません。

しかし、これは、大きな勘違いです。

言葉で受ける印象で息苦しいという表現をしていますが、決して、そんな事はありません。

現在建築されているマンションは、超高気密住宅です。

そして、平気でファンヒーターを使っている人もいます。

鉄筋コンクリートは高気密住宅であるにも関わらず、息苦しいと表現する人はいなく木造住宅が高気密住宅なったとたん、息苦しい と表現するのは、非常にですよね。

今は、建築基準法で、住空間の気積を二時間に一回以上換気するように義務付けられていますので、マンションだろうが、木造住宅だろうが、換気についての問題はありません。


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むしろ、従来型の住宅で換気計画もなく、家の中でファンヒーターをつけているほうがよっぽど危険だと思います。

最近のファンヒーターは、ある一定の時間になったり、空気が汚れるとお知らせしたり、自動的に、消えるものがあります。

これも、非常に矛盾を感じます。

せっかく暖めた部屋の空気を換気して、また、部屋を冷たくしなさいよと言っているのです。

即ち、住宅の暖房にファンヒーターを使うことじしん私は、問題だと思います。

私は、従来型の住宅であっても、FFストーブに変更してほしいと思っています。

暖房に、ファンヒーターを使えないから高気密高断熱住宅はダメと言われるのはちょっといかがなものかなあー・・・


by kakizaki

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天井裏に雪の山が・・・

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あるお客様より、昨年の暮れに天井から雨が漏れているので、見に来てくれという電話を頂きました。

早速天井裏によじ登って見ると、上の写真のような状況でした。

その日は、朝から、猛吹雪で、この冬一番の寒波でした。

その吹雪が、屋根の隙間から入り、天井裏に雪の山を作ったようです。

ここ酒田の吹雪は、半端の風ではありません。


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屋根の形状は、ここ庄内地方では、非常にポピュラーな瓦の入母屋です。

この入母屋の屋根の立ち上がり部分の下地材(ルーフィング)がしっかり葺かれていなかったので、上の写真の矢印の方向から雪が入ったようです。

この現象は、今年初めてではなく、風の強い冬は、毎年同じような状況になっていたのだと、想像できます。

お施主様は、相当前から天井に染みがあったのは気がついてはいたようです。


屋根の形で、雨漏れが多いのは、実は、この入母屋です。

今回は、吹雪による、雨漏れでしたが、通常の雨でも、この入母屋屋根の入り組んでいるところから発生し易くなります。

今回の場合は、立ち上がりの瓦をはがし、下地のルーフィングを巻き上げ、吹雪が直接入らないようにしました。

多分、当面これで大丈夫だと思います。

最近、このような雨漏れの相談が多いのです。

実は、この日もう一軒・・・

by kakizaki

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住宅瑕疵担保履行法がついに今年10月施行

いよいよ、住宅瑕疵担保履行法が、平成21年10月に施行されます。


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新築住宅を引き渡すには、

「保証金の供託」または「保険への加入」が必要になります

平成21年10月から、新築住宅の売主または請負人(宅地建物取引業者や建設業者)が、お客様に新築住宅を引き渡す際には、「保証金の供託」または「保険への加入」が義務化されます。

これが、売主または請負人の瑕疵担保責任を確実に履行させるために施行される新法の具体的な手段です。

これにより、売主または請負人は買主または発注者に対しての瑕疵担保責任を確実に履行することができ、また万が一、倒産などにより瑕疵を補修できなくなった場合でも、保証金の還付または保険金により必要な費用が支払われます。

問題は、住宅瑕疵担保履行法が施行されることを知らない工務店が、非常に多いということです。

保険会社の調査によると、工務店の半分以上が何ら対策をたてていないそうです。

これは、法律ですから、好むと好まざると、必ずやらなけれぱなりません。

10月以降引渡し物件ですから、6~7月頃着工の物件から、保険(もしくは、保証金の供託)に加入しなければ、お客様に引き渡せなくなります。

このままの状態では、恐らく、10月頃、この法律を知らないで建てて、お客様に引き渡すことができないという物件も出で来るのではないかと、危惧されます。

とにかく、これからは、住宅瑕疵担保履行法に基づく保険(もしくは、保証金の供託)に加入することを解っている工務店と契約するように注意しましょう。

結果的に、迷惑を被るのは、消費者の皆さんです。

くれぐれも、注意して下さい。

by kakizaki

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エクセルシャノンサッシ性能偽装

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2009年1月9日(金)山形新聞記事

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防火窓の性能偽装 サッシ5社 試験で不正


『 国土交通省は八日、樹脂サッシ大手のエクセルシャノン(東京)と新日軽(同)など五社が住宅用などのプラスチック製防火窓サッシの性能試験で偽装工作し、不正に国交相の認定を受け、販売していたと発表した。認定はすべて取り消す。また各社には、原因を究明して再発防止策を報告するよう指示した。

 これらの防火窓は北海道や東北、北陸の寒冷地を中心に約五千四百七十棟に設置され、ホテルや学校にも使われているという。

 国交省によると、五社は20分間加熱して耐火性能を調べる試験で、延焼を防ぐために窓枠内部に黒鉛製の「遮炎材」を増量するなどして偽装。2003年2月から08年7月までに、27種類の製品について計80件の認定を受けた。

 エクセル社によると、20分の耐火性能があると認定された防火窓は、実際には13分しかなかった。

 二社以外に偽装工作があったのは、三協立山アルミ(富山県高岡市)、PSJ(東京)、シンガポールの「H・R・D・SINGAPORE PTE LTD」。エクセル社と新日軽が製造し、残る三社は技術協力などをしていた。

 エクセル社は、樹脂サッシ最大手でシェア三分の一。八日に東京都内で記者会見し「海外企業が認定取得で先行し、焦って不正な試験体を使った。無償修理したい」などと説明した。

 07年10月、ニチアス(東京)の建材耐火性能偽装が発覚。その後も各メーカーの偽装が次々と明らかになったため、国交省が一斉調査を指示、五社は「偽装はない」と回答していた。

 エクセル社は親会社のトクヤマ(山口県周南市)から指摘を受け、昨年末、国交省に初めて偽装を報告し、残りの四社もこれにならったという。』






実は、弊社でも、シャノンのサッシは、性能が良かったので、採用しています。

残念なことに、今回の指摘されたサッシを使った住宅は、準防火地域に建設した三棟が該当していました。

ご迷惑をおかけしたお客様対して、大変申し訳なくお詫び申し上げます。

今後、メーカーとも相談し、対策をたててゆきたいと思います。



シャノンといえば、樹脂サッシでは、国内有数のメーカーです。

もう一つの樹脂サッシのエクセル社と昨年10月に合併し、会社名をエクセルシャノンに改めたばかりです。

偽装問題が食品や建築資材を始め、多くの分野で発覚しています。

建築士法も、姉歯問題発覚を受け、昨年11月28日付けで法改正されたばかりです。

会社・個人の倫理観が問われています。

当たり前のことなのですが、法令遵守(コンプライアンス)をきちっとすることが、本当に求められています。

他人事ではありません。


by kakizaki

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