住宅に使われる断熱材は、実に種類が多くなりました。

断熱材は、主に3種類ぐらいにわけられると思います。

  ①繊維系         グラスウール(不燃材)
                 ロックウール(不燃材)


  ②プラスチック系    ポリエチレンフォーム 
                 ポリスチレンフォーム
                 ウレタンフォーム
                 フェノールフォーム

  ③自然系         セルロースファイバー
                 コットン
                 ウール

  私たちは、主にグラスウールを使用しています。

   理由は、
  ①価格が、プラスチック系に比べると安価です。
     ただし性能は、プラスチック系より高くすることが可能です。

    何故?

   それは、断熱材の性能は、厚さに比例するからです。

    例  イ) 厚み100mm グラスウール16K(熱伝道率0.038W/mK)の性能

        熱抵抗=0.1/0.038=2.63(㎡K/W)

        ロ) 厚み50mm  発泡ウレタン(熱伝道率0.023W/mK)の性能

         熱抵抗=0.05/0.023=2.1(㎡K/W)

確かに部材そのものは、発泡ウレタンのほうが、熱伝道率が、低いので、性能は、よいのですが、壁全体の断熱性は、厚みのあるグラスウールのほうが、熱抵抗が高いので、性能が良い場合が多いのです。

  それじゃ、発泡ウレタンのほうの厚みを100mmの倍にすれば良いと思うかもしれませんが、

       発泡ウレタン50mm :グラスウール16K100mm

   価格     2.8        :1

  の差がありますので、100mmを使うと5.6倍にもなってしまいます。
 これでは、なかなか使いづらい。

これらの計算から分かるように、断熱性能は、どちらかと言うと素材よりも、厚さ が、重要です。

  ②法定不燃材料の断熱材です。
以下は、硝子繊維協会が実験をした写真です。



img20070620_2.jpg 実験始め


img20070620_3.jpg 約5分後


  まるまるこの実験が、実物と同じようになるかは、分かりませんが、発泡系が、燃えやすいことは、確かです。

  プスチック系は、燃焼した際、有毒ガスが出やすいのも、難点です。

  ③リサイクルに適した断熱材です。

グラスウールは、建築用ガラスや、回収ビンなどリサイクル原料を85%以上使用して生産されています。


  ④経年変化が少ない断熱材です。

  ⑤白蟻の食害を受けない素材です。

   白蟻を飼って実験している会社の人から聞いた話ですが、白蟻の被害を受けないものは、

      
      ガラス

しかないそうです。白蟻は、発泡系断熱材などを食べるのではなく、目的地の木材に辿り着くため、ただかじって蟻道を作るのだそうです。

  恐るべし白蟻よ

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