今日、酒田市自主防災協議会主催の防災研修会がありました。

 講師は、現在NHK解説委員の山崎 登 氏でした。


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 写真が携帯電話で撮ったものなので、ボケてしまいました。
 彼は、主に地震・台風・水害など自然災害の取材を担当し、兎に角より多くの災害現場を見てきている方でした。


 私なりに聞いたことをまとめてみました。

 ①370人の寝たきり高齢者の安否確認を四時間で終了

  能登半島沖地震 2007年3月25日(日) マグニチュード6.9 
  この地震の際高齢者率47%のある町が、行政ではなく市民同士の協力で安否確認ができたという事です。この町は、お互い高齢者同士なので何かあったら確認し合おうと訓練していたそうです。

  実は、私も自分の町で最もやりたいのは、このことです。

  災害の際、怪我する人や、運悪く亡くなる方もいると思われます。亡くなった方を生き返らせる事は、できないのでこれはどうしようもない。
  ただ、生きているか、死んでいるか分からなくて、瓦礫のかなで、三日も四日も埋もれて分からなかったという状況は、作りたくないなと思っています。町内全員の安否確認を速やかにやりたいと思っています。

  私たちの町の防災会の最大の目的は、

  『行方不明者ゼロをめざして!』

  です。

  現在は、個人情報保護法などという訳の分からない法律を逆手に取って名簿作成ができにくくなっています。私はそんなことより、人命救助を優先する制度を作りたいと思います。その為には、どうしたらよいかを現在検討中です。

住宅の一部分だけでも、耐震化する

  東京都墨田区の取り組み

  高齢者は、住宅全体を耐震化するのは、予算的にも非常に厳しい。
だったら何時もいる部屋だけでも、耐震化しようという試みです。こうすることにより、建物がベシャンと潰れない可能性が非常に高くなります。

  私も、耐震診断を受けたほうが良いと、前にブログに書きましたが、実際のところ一番危険な古い住宅に住んでいる高齢者ほど、建物にお金をかけることが困難なのです。これは、本当に大きな問題です。

  しかし、やれるところからやるという発想はとてもすばしいと思います。
これは、是非やっていきたい事の一つです。

  ③防災対策はやれることからやること

  小さいことでもよいので、思いつたものをやることが大切だそうです。
対策を立てた分だけ効果があるそうです。
  
   例
   風呂の水をトイレ用に残しておく。
   ラジオと懐中電灯を枕元におく。


  ④防災は福祉と同時にやる。

  寝たきりの高齢者などや体の不自由な方は必ず町内にいるわけですから、その方達のことも対応できるようにしなければならない。


  非常に勉強になりました。

  最後にNHKを宜しくという事でした。

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