先日町内の集まりがあって、地震のことが話題になりました。

 『新潟県中越沖地震の震度3であんなに揺れたのに、震度6なんてきたらどんげなんなや』

 『この辺の建物は、つぶれないか?』

 『今、家の前の道路で下水道工事をやっているが、工事の重機が動くたびに、ぐらぐら揺れるけど大丈夫だろうか』


 『ポンプから地下水を汲み上げているが、あんなに汲み取って大丈夫?』

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 地下水の水位がたかいので、24時間水中ポンプを稼動しないと、工事ができないような地盤。


 私の家は今から山形県住宅供給公社で14~5年前に造成し、新築して11年になります。造成戸数114世帯ほぼ2年間に同時着工しています。

 この地区は、田んぼを造成いていますので、土の質は、粘土質で、少なくとも地下6mまでは続いています。私の住宅地盤をスエェーデン式サウンディング試験で計ってみると、約5mまでの換算N値は2.0で非常によくありませんでした。下水道工事の重機でぐらぐら揺れるのはこの粘土質層のせいだど思います。即ち、豆腐の上に建物が建っているようなものです。

 
 私のその時、コメントとしては、

 『この辺の地盤は、はっきり言って悪い。

  私たちの建物は、比較的新しく、昭和56年建築基準法改正後の建物なので、恐らく、ベシャンと潰れるようなことは、ないでしょう。但し、家のバランスが悪い住宅は、損壊する可能性はあります。(この地区は、昔ながらの南面を全面窓にするプランで建てる方が結構がいます。)

  ただ、地盤が原因で、住宅が傾くなどの被害は生じるかもしれない。

  むしろ、一番気をつけなければならないのは、家具の転倒だと思います。』

 一応こんな話をしてきました。

 その地区、その地区に見合った震災予測も必要だと思いました。

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