地盤改良は本当に良いか?
私は、問いたい
地盤改良は、本当に地球にやさしいのか?
10月4日のブログに地盤改良の方法を紹介しました。木造住宅の場合は、主に三つの方法があります。
①表層改良方法
②柱状改良方法
③鋼管杭工法
特に、①と②が問題です。
両方とも、セメントを使用しますので地中にそのまま残ってしまいます。
今家を建てる人は良いかもしれませんが、次の代の人たちは、どうなるのでしょうか。
次の世代の人が、今ある家を壊して、改築する際は、まったく同じ家にはなりません。地中にある大きなセメントの塊はどうするのでしょうか。
多分撤去することは、不可能です。その大きな産業廃棄物を地中に埋まっている状態で、改築するしかありません。その際の地盤改良は、どうするのしょうか。
また、地盤改良した土地を販売する場合は、土地の評価は、どうなるのしょうか。どこかの工場みたいに土を全部入れ替えるのでしょうか。それは、現実的に無理です。
少なくとも、私は、そんな土地は、買いたいとは、思いません。
私が、地盤改良屋さんにこの問いを投げかけても、誰も応えようとしてくれません。どうしたらよいのでしょうか。これだけ環境問題が取りざたされているのに、どんどんこういう土地が増えているのです。これで、いいのだろうか?
私は、今のところ、鋼管杭工法を薦めています。しかし、如何せん、価格が高いのです。最近は、中国からの鉄の需要が非常に高いため、価格が益々上がっています。
鋼管杭工法
私が鋼管杭を薦めるのは、一番は、素材です。
鉄そのものは、自然界に存在していますので、仮にそのまま残っても、自然を破壊するものではありません。
又、ちょっとお金がかかりますが、鋼管杭を引き抜くことも可能です。これは、余り現実的ではないと思いますが・・・
鋼管杭がどうしても高くて使えない場合は、鋼管の変わりに松杭を使うことがあります。松杭は、比較的安く手に入るので、価格を抑えることができます。
松杭工法
松杭は、比較的昔から、地盤を改良する方法として全国各地で行われてきた方法です。原始的といえば、原始的です。
しかし、最大の欠点が、保証会社の保証対象にならないということです。
何故ならば、改良した地盤を数値で表すことができないのです。即ち施工者側の立場からすると非常に採用しにくい方法です。
①~③の方法は、保証対象です。
私は、お施主様に説明し十分理解して頂いた上で、敢えて、松杭を使用することがあります。これは、まったくお施主様との信頼関係がなければ出来ません。しかし、これが一番難しいことです。私がかってに理解していて頂いていると思い込んでいるのかもしれませんし・・・
鉄と松は、私がこの世にいなくなってからいずれ腐れてなくなるでしょう。
←応援お願いします
私は、問いたい
地盤改良は、本当に地球にやさしいのか?
10月4日のブログに地盤改良の方法を紹介しました。木造住宅の場合は、主に三つの方法があります。
①表層改良方法
②柱状改良方法
③鋼管杭工法
特に、①と②が問題です。
両方とも、セメントを使用しますので地中にそのまま残ってしまいます。
今家を建てる人は良いかもしれませんが、次の代の人たちは、どうなるのでしょうか。
次の世代の人が、今ある家を壊して、改築する際は、まったく同じ家にはなりません。地中にある大きなセメントの塊はどうするのでしょうか。
多分撤去することは、不可能です。その大きな産業廃棄物を地中に埋まっている状態で、改築するしかありません。その際の地盤改良は、どうするのしょうか。
また、地盤改良した土地を販売する場合は、土地の評価は、どうなるのしょうか。どこかの工場みたいに土を全部入れ替えるのでしょうか。それは、現実的に無理です。
少なくとも、私は、そんな土地は、買いたいとは、思いません。
私が、地盤改良屋さんにこの問いを投げかけても、誰も応えようとしてくれません。どうしたらよいのでしょうか。これだけ環境問題が取りざたされているのに、どんどんこういう土地が増えているのです。これで、いいのだろうか?
私は、今のところ、鋼管杭工法を薦めています。しかし、如何せん、価格が高いのです。最近は、中国からの鉄の需要が非常に高いため、価格が益々上がっています。
鋼管杭工法
私が鋼管杭を薦めるのは、一番は、素材です。
鉄そのものは、自然界に存在していますので、仮にそのまま残っても、自然を破壊するものではありません。
又、ちょっとお金がかかりますが、鋼管杭を引き抜くことも可能です。これは、余り現実的ではないと思いますが・・・
鋼管杭がどうしても高くて使えない場合は、鋼管の変わりに松杭を使うことがあります。松杭は、比較的安く手に入るので、価格を抑えることができます。
松杭工法
松杭は、比較的昔から、地盤を改良する方法として全国各地で行われてきた方法です。原始的といえば、原始的です。
しかし、最大の欠点が、保証会社の保証対象にならないということです。
何故ならば、改良した地盤を数値で表すことができないのです。即ち施工者側の立場からすると非常に採用しにくい方法です。
①~③の方法は、保証対象です。
私は、お施主様に説明し十分理解して頂いた上で、敢えて、松杭を使用することがあります。これは、まったくお施主様との信頼関係がなければ出来ません。しかし、これが一番難しいことです。私がかってに理解していて頂いていると思い込んでいるのかもしれませんし・・・
鉄と松は、私がこの世にいなくなってからいずれ腐れてなくなるでしょう。
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ありがとうございます。