『工務店 ハウスメーカー 建築士の違い』


上の言葉は、ある方が、私のブログにアクセスして頂いたときの入力ワードです。

確かに、一般の方は、その違いは、分りずらいと思います。

そこで、私なりに、解析してみたいと思います。


工務店

この言葉に、多くの方は、どんなイメージを描いているでしょうか。

最近の若い人には、工務店と言う言葉は余り人気がないようです。

工務店とは、実際に大工さんがいて、木造住宅を建ててくれるところです。

木造については、多くの知識と経験を持ち、今までの日本の家づくりの中心的な役割を担ってきた方々です。

木造建築には、なくてはならない人たちです。

しかし、最近は、若い人たちの住宅に対する嗜好の変化からか、従来型の住宅を建てる人が少なくなったせいで、仕事が極端に減っているそうです。

設計力という点に於いては、ちょっと弱いような印象です。

その点が若い人に、人気がない原因の一つのような気がします。

大工さんに対するイメージもあると思います。

大工さんは、どちらかというと、職人気質で、ちょっと怖くて、融通が利かないという面があるようです。

特に、親戚の大工さんに頼んだら、何の打ち合わせもなく全部勝手に出来上がっていて、変更するように頼んだら、断られた。というようなお話を聞くことが良くあります。

何となくこんなイメージではないでしょうか。



ハウスメーカー


最近、地方にも、大手のハウスメーカーが進出してきています。

ここ庄内には、昔から、大手プレハブメーカーである、ミサワホームがあります。その他、ダイワハウス・セキスイハウス・セキスイハイム・アイフルホームなどがあります。

数年前に進出したところでは、住友林業・一条工務店があります。

今話題のタマホームが進出してくる噂はあるのですが、どうなるのでしょうか。

大手ハウスメーカーは、高度成長期に合わせて、その当時の住宅の需要が高まることを予想して、安い大量生産型の住宅を提供するため国策として、育てられてきました。

しかし、実際には、価格は、工務店が建てる住宅より高く、メーカーの住宅は、高級なイメージになってしまいました。

多くのハウスメーカーは、お客様がイメージし易いように、モデルハウスを造る場合が多いので、実際に体験することができ、非常に分り易いといえます。

そして、多くの宣伝費を使い、会社のイメージアップをはかり、お客様とは、ぶっきらぼうな職人ではなく、スマートな営業マンが接するようにしています。

これは、確かに、若い人には、人気がある手法だと思います。

また、多くはテレビなど宣伝していますので、ブランド志向の方には、打って付けです。

しかし、問題としては、

①営業経費などがかかる為一般的には、価格は、高めです。

②基本は、企画プランで余り変わった設計は難しい

③その地方である一定の棟数を建てなければ即撤退をする

などなどがあります。



建築士(設計事務所)

都会では、設計事務所にプランをお願いするケースも増えているそうです。

個性を出したいため、自分達のオンリーワン住宅を建ててほしいというユーザーが増えてきているように思います。

変わったデザインにこだわるのであればやはり、設計事務所にお願いするのが良いと思います。

最近は、イターネットで設計士を紹介するサイトもあります。

しかし、庄内のような田舎では、一般住宅でそこまでするひとは、まだまだ少ないようです。

建築士にお願いする場合は、当然設計料が発生します。施工費の約10%は、覚悟する必要があるしょう。

まだまだ敷居が高いイメージがあるかもしれません。



弊社は・・・

弊社は、大工さんは、抱えていませんので、工務店では、ありません。

どちらかというと、ハウスメーカーと設計事務所を足して2で割ったような会社です。

弊社は、設計事務所登録をしていますので、設計事務所でもあります。

しかし、設計事務所のイメージより住宅会社の雰囲気を出したくて、会社をコスモホーム一級建築士事務所にしました。

住宅会社でちょっと変わった住宅を設計する会社

というイメージになってくれればと思っています。



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