あるお客様より、昨年の暮れに天井から雨が漏れているので、見に来てくれという電話を頂きました。
早速天井裏によじ登って見ると、上の写真のような状況でした。
その日は、朝から、猛吹雪で、この冬一番の寒波でした。
その吹雪が、屋根の隙間から入り、天井裏に雪の山を作ったようです。
ここ酒田の吹雪は、半端の風ではありません。
屋根の形状は、ここ庄内地方では、非常にポピュラーな瓦の入母屋です。
この入母屋の屋根の立ち上がり部分の下地材(ルーフィング)がしっかり葺かれていなかったので、上の写真の矢印の方向から雪が入ったようです。
この現象は、今年初めてではなく、風の強い冬は、毎年同じような状況になっていたのだと、想像できます。
お施主様は、相当前から天井に染みがあったのは気がついてはいたようです。
屋根の形で、雨漏れが多いのは、実は、この入母屋です。
今回は、吹雪による、雨漏れでしたが、通常の雨でも、この入母屋屋根の入り組んでいるところから発生し易くなります。
今回の場合は、立ち上がりの瓦をはがし、下地のルーフィングを巻き上げ、吹雪が直接入らないようにしました。
多分、当面これで大丈夫だと思います。
最近、このような雨漏れの相談が多いのです。
実は、この日もう一軒・・・
by kakizaki
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