家を建てようと、考える人で、建て替えや、親から土地を貰わない人は、通常まずは、土地探しから始めると思います。

 みなさんは、何を基準に土地を探すでしょうか。

 この土地探しの基準は、結論から言うと、どれが成功でどれが失敗と言うことはありません。

 しかし、どこでもよく、何でも良いとなると、逆に土地は決められないものです。

 通常の人は、条件がまったくないということは、ないと思います。


 通常考えられる条件

 ①価格

 ②土地の大きさ

 ③土地の形状・道路との関係

 ④場所

 ⑤交通機関とのアクセス

 ⑥仕事場との距離

 ⑦商店街との距離

 ⑧学校との距離

 ⑨町の雰囲気


他にも色々な要素が考えられます。

しかし、私が土地を買う際に常に念頭に置くことは、


 『安い土地は買うな』

です。

 ある土地が他と較べて特に安い物件は要注意です。

 安い物件は、安いなりの理由が当然あるからです。

 安い理由は、

 ①前面道路が狭い

 ②土地の上を高圧線が通っている

 ③その土地で、自殺者がいる

 ④土地の形状がいびつ

 など、後で直しようがないような条件の場合は、私の意見としては、止めたほうがよいと思います。

 その最大の理由は、

 『安く買った土地は安くしか売れない』 からです。

 土地・建物は、大きな買い物であると同時に大きな財産でもあるからです。

 即ち、資産価値があるということです。ですから、銀行でも、担保評価しているのです。

 土地・建物は、基本的に住むためのものですので資産価値なんてどうでもよいと、考える人もいるでしょうが、長い人生のなかで、いつどういうことがあるか分かりません。

 いざという時に、この土地・建物が何らかの役にたつかもかもしれません。

 実際にならないことが、よいのですが、万が一いつでも売れる土地・建物を持っているという安心感は、違うと思います。

 ここまでくると、人それぞれの価値観の問題です。すなわち、最初に言ったように、この問題には、正しい回答などはないのです。

 しかし、私が敢えて尋ねられたら、私なりの回答です。

 とは言っても、高い土地はなかなか買えないのも事実です。

 でも、土地は、いつの時代も、買う人にとっては高いと感じるもの です。

 そこは、ある程度腹をくくる必要があると思います。

 『安物買いの銭失い』に絶対にならないように、気をつけなければなりません。

 一度、買ったら普通の人は、買い替えなどまず出来ません。

 土地・建物は、

 『慎重に、慎重に、でも大胆に』 決断しなければなりません。

 私の勝手な考えですが、参考になるでしょうか。


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