
今日、偶然にも、換気フードメーカー更科製作所(新潟県燕市)の取締役常務さんが来社してくれました。
たまたま、会社の前を通ったので、立ち寄ったそうです。
4月7日のブログにも書いたのですが、網付きフードを何故製造するのかを質問してみました。
その回答は、
①網付きフードは、給気口に使用するため
※排気口に、使ってはいけない。
②虫が入ると言われることがある
主に、この二つだそうです。
確かに、カタログにも、下記のような注意書きがしてありました。
※注) 強制排気にご使用の場合は、防虫網なし(TK-100SM・TK-150SMをご使用ください。
ということは、使用書通り使っていなかった弊社の協力業者の電気屋さんに、問題があったということになりそうです。
しかし、ちょっと変ですよ
理解できない理由
①通常給気口には、フィルターが付いていますで、網を付けてわざわざ埃を取る必要はありません。
②虫が入るという理由で取り付けるとしたら、排気の換気扇を停止しているからではないでしょうか。
しかし、排気口ですから、網付きは取り付けてはいけないはずです。
虫の侵入に対して、網付きを製造しているということは、排気口に取り付けられるであろう事は、容易に想像できるはずです。
それに対しては、
『後は、現場の判断で・・・』
と非常に、言葉の歯切れが悪い。
排気の換気扇を停止した際に、虫が侵入しないようにするためには、天井扇を取り付ければ解決します。
通常天井扇は、ダンパーが付いていますので、停止の場合は、蓋された状態になりますので、虫が入りようがありません。
このように、網付きの換気フードを取り付ける状況は、ほとんどないのですが、販売出荷の7割は、網付きフードだそうです。
いかに、排気口に網付きフードが使われているかがわかります。
換気フードメーカーは、使い方を人任せにしないで、正しい使用方法を率先して指導して頂きたいと思います。
最後に、私は、この常務さんに尋ねました。
私 『換気フードの掃除をしたことありますか?』
(ちなみに、私は年に一度24時間換気システムの換気扇と換気フードを埃まみれになって掃除しています)
常務さん 『ありません』
私 『まずは、そこから始めて下さい。』
by kakizaki
